2016年11月21日
ドロップスアートステッカー デザインプロジェクト
新たなプロジェクトがスタートしました。
パンフレット企画・デザイン・撮影 井出ひろみ
DLOPS ART Sticker Design Project
池田研究室では2011年より日本学術振興会の科学研究費の助成を受け、福祉事業所の授産品開発について研究を続けています。障害のある利用者の特性と能力を最大限に活かし、魅力的な商品を開発した好事例として、そてつの森の美しいDLOPSアートステッカーに出会いました。これまで沖縄県内のお土産品として成功してきたDLOPSステッカー、このプロジェクトでは沖縄県外に向けて販売することを想定としました。地方の観光地、東京、特定のアミューズメント施設、スポーツ分野、あるいは女性が多く訪れる雑貨店など、様々なターゲットシーンを具体的に考え、デザイン提案させていただきました。
就労継続支援B型事業所 ドロップスファクトリー ドリームワークそてつの森
ドロップスアートと福祉が出会いドリームワークそてつの森では様々な試行錯誤を経てドロップスアートステッカーの製品開発、製造、販売するようになりました。特に製造を担う利用者さんは細かい作業に集中力を発揮し、沢山のアイテム、工程を、楽しみながら製造しています。厚生労働省事業工賃倍増5か年計画においてそてつの森の事業が好事例、優秀製品を受賞した事をきっかけに東洋大学の池田先生と出会う事ができ、今回のプロジェクトに繋がりました。学生の皆さんの新鮮なアイデアがどんどん形になっていく様には本当にわくわくさせられ、最終的に素晴らしい製品が誕生しました!今後、「企業×福祉×大学」の取り組みがさらに発展していく事を楽しみにしています。
東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科プロダクトデザインコース
准教授 池田千登勢
そてつの森は那覇市にあるとてもユニークな福祉事業所です。企業の特許技術を取り入れ繊細な樹脂盛り作業で他には真似のできない、高いクオリティの美しいステッカーを作ることに成功し、競争の激しい一般市場で販売種類も規模も拡大し続けている事実には、驚くばかりです。この度、東洋大学の池田研究室を中心に、ユニバーサルデザインを学ぶデザイン学科の学生たち14名が協力し、多様な市場に向けたステッカーのデザインを提案させていただきました。金本様には、樹脂盛り作業の体験指導、ステッカーのデザイン検討、そして迅速な試作製作など、大変お世話になりました。学生一同とともに、心より感謝いたします。是非、継続的に新しいデザインの共同開発をさせていただければありがたく思います。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
ドロップスアートとしましても今回のプロジェクトは「原点回帰」の機会となりました。東洋大学 池田研究室の池田千登勢先生と学生の皆様に感謝申し上げます。
Posted by ドロップス at 08:06
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